第3回

Special Interview  | 三村 真宗 

“Take Smart Risks”そして、
“意志あるところに道は開ける”

三村 真宗

MASAMUNE MIMURA

株式会社コンカー 代表取締役社長

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 現在、三村氏は社長としてコンカーを率いながら、JAPAN CLOUDではアドバイザーとしてこれからのスタートアップ企業に助言をしている。三村氏に社長として大切にしている言葉を訊くと、二つ教えてくれた。

Take Smart Risks

(SAP2代目社長 藤井清孝)

意志あるところに道は開ける

(アメリカ合衆国第16代大統領 リンカーン)

「私が社長として大切にしていることは、やると決めたらやりきることです。それから、これはあまり人に話したことがないのですが、僕は飽き性なんですね。だから、自分自身を飽きさせないために毎年いろいろなことにチャレンジしているという側面もあります。


 コンカーはライフワークとしてやっていきますが、この先、外資系の社長はもういいかなと思っています。実は今、社長をやってくれないかとスカウトがたくさん来るんですよ。社長は究極の専門職です。失敗を繰り返す日陰の社長業をやっている人もいますけど、上手くいけばすごくチャンスは開けます。社長の人材プールは少ないから、優良企業からのスカウトはとても多いです。


 でも、僕がまた社長をやるとすれば、自分で起業すると思います。事業は三つの要素で成り立っていて、それは「アイディア・お金・人」です。私が始めに起業したとき、アイディアはとても良かった。だけどお金と人がいませんでした。今はお金と人はいます。出資してくれる人もたくさんいますしね。あとは、社会を変えるようなアイディアがないとできません。世の中には社長のニーズはたくさんありますけど、自分がやるなら、プロダクトを世に問いたい。そのアイディアがひらめきのように天から降りてきたら、起業するかもしれませんね」


 三村氏は今、人に自分の経験から得たものを教え伝えることに動き始めている。


「人に教えるのは楽しいですよね。どういう形になるか分かりませんし、セミナー業で食べていくつもりは全くないのですが、人に教えたり育てたりはしていきたい。JAPAN CLOUDのアドバイザーですから、JAPAN CLOUDの新しい新人経営者に対して助言をしたり、本を書いたりすることも行っていく予定です」


 三村氏は現在、JAPAN CLOUD COMMUNITYという関連会社メンバー向けのコミュニティで勉強会案内や情報共有なども行っている。
 

“企業家精神”と“社員に対する愛情や思いやり”を持って

チャレンジしてもらいたい

 社長を目指される方には営業出身の人が多いと思いますが、営業だけを見ていては成功しません。営業がバックグラウンドの人は、ある程度立ち上がっている事業の社長には向いていると思います。エコシステムができていて、クロージング力が重要になってきますので、それはよいと思います。しかし、スタートアップの場合、製品の優先付けやマーケティング、市場に出すメッセージング、PR活動、チャネル構築、組織論、採用戦略など総合力が試されます。


 スタートアップの外資に、それまで一線を戦ってきた営業マネージャーがアサインされると、組織作りや文化作り、PRやメッセージング作りといった基礎的なところがおざなりになって、目先の案件を追いかけて失敗してしまうことが本当によくあります。営業出身の社長が営業に強いのは理解できます。しかし、社長の仕事は営業職ではない。“社長がやるべき仕事をおろそかにしない”ということをしっかり考える必要があるのです。


 与えられた環境の中で数字を作っていきたい人は、スタートアップには向かないでしょう。必要なものは“起業家精神”です。コンカーは働き甲斐のある企業ランキングで3年連続1位を取っています。社員がやりがいを持って働いていることが競争力の源泉になっているんです。だから、社員に対する愛情や思いをしっかりと持った人が、スタートアップを成功させることができると僕は考えています。


 100%の子会社の社長になるのは、素手で戦うような感じになるので、ダメだったら更迭されます。けれど、JAPAN CLOUDを通じて着任した社長であれば、JAPAN CLOUDがある程度守ってくれます。それから事業が失敗するには二つ要因があります。それは本人の能力と事業環境の悪さです。本人の能力の悪さで更迭された場合は、JAPAN CLOUDとしても手の差し伸べようがありません。しかし、本人はやるべきことをやっていたにも関わらず、投資先の製品が良くなかったとか、日本のマーケティングに受け入れられなかったなど、事業環境が悪くて上手くいかなかった場合には、また別の社長ポストが与えられて、『次もぜひ頑張ってください』といってもらえる。そういう意味では、100%子会社の社長になるよりは、色々な意味で取ってもよい“スマート”なリスクだと思います。


 私が社長を志した2010~2011年頃には、まだクラウドの本格的な会社はSalesforce.comくらいしかありませんでした。IT業界の社長といえばSAPやオラクル、IBMといった巨人みたいな会社ばかりのイメージでしたが、今は、JAPAN CLOUDが日本に招致している“規模はまだ大きくないけれど急成長している会社”がたくさんあります。昔は社長ポストが少なかったので、社長プールのような場所で同じ人材がぐるぐる回っていましたが、今は社長の椅子が各段に多いので、社長をやったことのない人にも、どんどんチャレンジして経験を積んでいって欲しいですね。

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