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Japan Cloudからのメッセージ、インタビューや活動内容などを発信しています。

代表メッセージ

日本進出の哲学とJAPAN ClOUD創設の秘話(3/3)

Special Interview – Allen & Aruna

海外のB2B SaaSの分野において急成長しているテクノロジー企業と相互出資して日本法人を作る事業を行ってきたJAPAN CLOUD。そのチームには、IT業界を牽引してきた実績を持つメンバーが揃っている。
今回はJAPAN CLOUDを創設したアレン・マイナー氏とアルナ・バスナヤケ氏に、福田 康隆氏がスペシャルインタビュー。
JAPAN CLOUD創設から今後の展望まで、その哲学や実績について訊いた。

目次

アレン マイナー アルナ バスナヤケインタビュー Page1

  1. 長期的にコミットしていくJAPAN CLOUDの投資スタイルの原点とは
  2. 日本進出を支援する3つの哲学

アレン マイナー アルナ バスナヤケインタビュー Page2

  1. 社長経験や語学力ではない日本法人の社長に求める資質とは
  2. “日本法人の社長が意思決定できる” JAPAN CLOUDだからできることとは

アレン マイナー アルナ バスナヤケインタビュー Page3

  1. JAPAN CLOUDのストラクチャーのユニークネスとは
  2. JAPAN CLOUDの今後の展望とは
  3. これからJAPAN CLOUD関連会社の社長や社員を目指す方へ

JAPAN CLOUDのストラクチャーのユニークネスとは

福田
現時点において、New Relic、ブラックライン、WalkMe、nCinoとの合弁会社が設立されていますが、ここ最近で改善したポイントは何かありますか?

アルナ
ストラクチャリングの改善です。

その一例として、従業員に対するストックオプションがあります。社員が日本法人の株主と同じような立場となることでオーナーシップを持つことができ、また報酬面でも日本法人の成功を享受できます。

アレン
経営陣が本社のストックオプションを持つことはよくある話ですが、日本の法人の場合、日本の業績がアップしても本社の株価にどう反映されているのかは不明確な場合が多いです。

日本オラクルで日本法人のストックオプションを社員に付与した時、みんなのモチベーションがすごく上がりました。それは自分たちが関わっているビジネスと直結していたからです。ですから、合弁会社を作るときは日本法人特有のストックオプションを付与するようにしています。

福田
報酬は大事なところですね。そもそも外資系日本法人でのストックオプションがあること自体を知らない方も多いと思います。特に日本の業績に連動しているという部分は重要です。自分がやったことに対して、成果が跳ね返ってくるという非常に良い仕組みだと思いますね。

私もマルケトの日本法人の立ち上げに誘われたとき、自分がやったことがダイレクトに跳ね返ってくるインセンティブの仕組みは非常に大事だと感じました。

そのほかについてはいかがですか?

アルナ
JAPAN CLOUDでは、日本の社長や経営陣、従業員をサポートするPlaybooksを提供していますが、そのPlaybooksも進化しています。

他にも人材育成のために、JAPAN CLOUD AcademyやJAPAN CLOUD CEO CLUB(関連会社の社長会)を開いています。JAPAN CLOUDでは、はじめて社長に就くという方でも安心して成功できる成功戦略をまとめたPlaybooksやタレントデベロップメントのプログラムを提供しています。

福田
社長会ではマイクロソフトやSAP、セールスフォース・ドットコムなど色々な会社で経験を積んできた人たちが、人脈や経験をお互いに共有するという試みを行なっています。

パートナー企業、顧客、社員のリクルーティング、色々なノウハウが広がっていくことで、より多く、そしてより濃いプラットフォームが作れつつあるなと感じています。

アレン
もう一つ最近の大きなトピックは、ジャパン・クラウド・コンサルティングの設立ではないでしょうか。

ジャパン・クラウド・コンサルティングには、様々なポジションでアドバイザーになれる人材が揃っています。福田は複数の外資系企業で、複数のポジション経験して、オペレーショナル経験が豊富で、ゼロから合弁会社の社長に就任した経験があります。ほかにも、外資系企業で人事部長だった人やCOOだった人、マーケティング責任者だった人など、各ポジションで成功体験を持っている人からのサポートが得られる体制を作ることができました。

福田
自分が社長として経験してきた中で、特に初期の段階では潤沢なリソースが確保できず、やりたいことがあってもそれをやれる人がいないという悩みがありました。時間のないなかで全てを自分がやらなくてはならず、目の前のやるべきことに注力していると、中長期的なことが考えられなくなるという悩みもありましたね。

そういったところをジャパン・クラウド・コンサルティングがサポートしていくことで、より成長を加速できているのではないかと思っています。

JAPAN CLOUDの今後の展望とは

アルナ
JAPAN CLOUDとして、今後もより多くの優良会社とパートナーシップを組みたいと考えています。一方で、私たちはこれまで年間で数社としか組めていませんでした。その大きな理由の一つとして、人材不足がボトルネックになっていたのです。だからこそ今後は、さらに多くの優秀でやる気のある方に応募してもらい、私たちのプラットフォームを活用してキャリアを拡げてもらいたいと考えています。

また、ジャパン・クラウド・コンサルティング、JAPAN CLOUDと一体となって日本に進出する企業をより早く成功に導けるようにしていきたい。それがいま、私たちの大きな目標ですね。

アレン
ここまで社長について話してきましたが、私たちは、日本法人を一緒に作りあげていく社員の採用も促進したいと考えています。社長は一社に一人しかいませんが、会社自体には50人、100人、200人など多くの社員が必要になってきます。JAPAN CLOUDが関わる会社は、これから大きく成長し成功する可能性をもっています。意欲を持って働いてくれる人材を増やしていきたいと考えていますので、良い社長の下で自分のキャリアを積んでいきたいという方には、ぜひ、応募してもらいたいですね。

サンブリッジからJAPAN CLOUDとこれまで関わってきた会社一社一社に、私は誇りを持っています。JAPAN CLOUDの関連会社では、良いリーダーの下で、楽しい仲間たちが一緒に大きなチャレンジをしています。各社社風はそれぞれに違いますが、それぞれが良い社風を持っていますし、集まっている人たちも皆オープンで、変な社内政治を見たことがありません。

それから将来、自分も社長にチャレンジしたいと思っている人は、JAPAN CLOUDに限らず、できるだけ早い段階から良い社長がいる良い会社で経験を積んで、会社とともに自分も成長する経験を積んでいくと、将来色々な意味で活躍の機会が広がると思います。

これからJAPAN CLOUD関連会社の社長や社員を目指す方へ

アレン
成功する外資系の社長をやりたいという方は、ぜひ応募してください。

では、成功とは何なのか。JAPAN CLOUDの例でいえば、まず、海外の子会社のなかで、日本が一番大きく成長していること。それから、日本でオリジナルな成功例が生まれていることです。日本のオリジナリティが認められて「これは面白い!全世界に展開したい!」とグローバルに逆輸入される事例が、どのJAPAN CLOUD関連会社からも1、2個は生まれています。

しかし、私が何よりも成功していると感じることは、JAPAN CLOUD関連会社で働いている社員たちが、楽しくワクワクしながら仕事をしている姿を見たときです。皆さんの働いている姿をみたときに「やったな」と思うんですよ。

もちろん本社からも真摯な感謝の言葉をもらっていますから、本社から見ても私たちの貢献が認められたということはすごく嬉しいですね。

JAPAN CLOUDの関連会社で働くということは、こうした成功体験を得られるのです。

アルナ
JAPAN CLOUDには、日本を代表する大きな機関投資家も入っています。こうした機関投資家に支えられていることは、外資系企業の日本法人立ち上げ時にとって大きなメリットだと思います。

また、日本法人の立ち上げ時に必要な資金は、親会社とJAPAN CLOUDでコミットすることにしています。必要な資金が確保されているので、安心してチャレンジできる環境を提供します。

安心できる環境で、自分の力を高めながらチャレンジできる。それがJAPAN CLOUDの魅力です。

For general inquiries, please email info@japancloud.co.jp ↗

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